BIGTOEの筋肉物語
「筋トレが救った癌との命がけの戦い」
〜線様嚢胞癌ステージ4からの生還〜




健康を自負していたボディビルダーを突然襲ったステージ4の癌宣告。

しかも、「腺様嚢胞癌」ACCという効く抗がん剤がない、放射線も効果が期待できない稀少癌。

病院を渡り歩き、いろいろな治療法を模索するものの生きるために残された道は
大きな障害が残る命がけの外科手術のみ。

この本は、癌宣告から、治療法の模索、手術の決意、入院生活、療養生活での心の葛藤、
そして、がんの治療にいかに体力が重要であるか、
体力をつけるためにいかに筋トレが有効であるかをボディビルダーである筆者が書き記したものです。


★アマゾン★
https://www.amazon.co.jp/
★楽天ブックス★
https://books.rakuten.co.jp/
★椛フ育とスポーツ出版社★
http://www.taiiku-sports.co.jp/shopping2/?cat=8
★BIGTOEの筋肉物語2★
http://bigtoe-jp.com/

等で入手できます!!★



気管の中から発症し喉頭部まで浸潤した腺様嚢胞癌(ACC)切除のため
気管のほとんど、甲状腺、声帯、周辺リンパ節を含む喉頭部を摘出。
鎖骨、胸骨、肋骨4本を切除して、呼吸をするための「永久気管孔」という孔を胸に開けました。


命と引き換えに、声、鼻・口からの呼吸、骨、筋肉を失いました。

ボディビルダーにとって命をも言える骨と筋肉を失ったわけですが、
筋肉によって命が助けられたわけです。






●2人に1人は生涯でがんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代
●多くのがんは会社の健康診断では見つからない。
●がんの多くは自覚症状がない。違和感、自覚症状が出てきたときにはすでに進行。


●なぜがんになるの?恐い身近な人的ストレスと環境汚染


●私を襲ったステージIV、10cmの癌
●効く抗がん剤がない、放射線も効果が期待できない腺様嚢胞癌(ACC)
●転移、再発しやすい腺様嚢胞癌の恐怖。


●三大治療は、外科手術、放射線、抗がん剤
●標準治療とは平均的な治療ではなく、根拠に裏付けされた最も適切な治療
●期待の遺伝子ゲノム治療、オプジーボ


●医療の発達はめざましいが、完治には早期発見が鍵!!
●スーパードクターとの出会い
●治療法は最終的に自分で決める!!
●失うものが多い命がけの手術を決断するまでの心の葛藤。
●抗がん剤、放射線の副作用
●手術で切った筋組織は傷の治癒とともに硬化してしまう。
●放射線を照射すると組織が硬化して脆くなる。


●がん保険は入っておくべき!!


●体力をつけることの大切さ!!
●自分の体力に合わせて出来る合理的な体力つくり筋トレ!!
●体力があれば手術からの回復は楽になり、放射線、抗がん剤の副作用も軽くなる。


●がんには人生を考え整理する時間がある。
●がんに罹患し、死を身近に感じることで、人生で本当に大切な人、物がわかる。
●家族、友人の大切さ!!
●ストレスになる悪縁を断ち、良縁を大切に!!


●がんになったことで知った人生の幸せ!!


●今、僕は幸せです!!


=石井直方先生(東京大学教授)からのお言葉=

がんサバイバーとして、そしてボディビルダーとして

吉賀賢人さんと私には共通点がいくつかあります。まず同い年であること。次にボディビルダーであること。
そして「がんサバイバー」であることです。
 私ががんと戦ったのは2016年6月から2017年にかけてでした。キャリアとしては、吉賀さんより1年ほど
先輩です。
私の場合は悪性リンパ腫という血液のがんでしたが、やはりステージIVと診断されました。
それまで入院経験すらなく、講演ではよく「筋トレを行うと癌を予防する物質が筋肉から分泌される」などと
公言していましたので、当の本人ががんになろうとは夢にも思っていませんでした。
その後、私のがんは約半年の化学療法と骨髄造血幹細胞移植を経て寛解し、まさに吉賀さんが本書で
述べられている通り「生かされていることに感謝し」今を生きる毎日です。
 吉賀さんと私では、異なる点もいくつかあります。
治療によって失ったもの。そしてボディビルダーとしての志です。
 私が最初に救急外来に運ばれたときには、すでに腹水が4リットル以上溜まっていて、腕は骨と皮だけ
のような状態でした。
一方、手術1週間前の吉賀さんの肉体は現役のビルダーかと見紛うほど。
このような状態から筋肉、骨、声帯などをあえて切除することがいかに不条理で辛いか・・・察するに余りあります。
その決断に至るまでの深い葛藤の道のりの中に、まさに本書の真髄があるように思います。
 吉賀さんは、「弱者のボディビル」を身を以て世に啓蒙することを決意し、術後直ちに筋トレを始めました。
私はというと、まだ筋トレに復帰できずにぐずぐずしています。吉賀さんのボディビルダーとしての熱き心に感服する
とともに、その志が実現することを心から祈念しています。


2018年11月
石井直方


退院後、出来る筋トレを再開!!
2019年8月現在、医療センターに定期的に通院、検査による経過観察を続けながら、
自身の体調に合わせて、合理的に体力向上が可能な筋トレを長年にわたる経験と知識をもとに
試行錯誤して続ける毎日です。
今、充実した日々を重ねながら生きています。