ウエイトトレーニング

スロートレーニング

スーパースロートレーニングとは?
米国のケン・ハッチンスによって提唱された「スーパースロートレーニング」は、通常のウエイトトレーニングに比べて、極めてゆっくりとしたスピードで動作をおこなうため、安全かつ効果的なトレーニングとして知られています。
やり方としては、軽い負荷で、10秒で挙げて5秒で下ろします。反復回数は10回、頻度は1週間に1回程度、負荷を徐々に増やしていきます。
スーパースロートレーニングへの疑問
スロートレーニングでは、「軽重量しか使えないため、遅筋を主に使い速筋を使わないから筋肥大が起こらないのでは」とか、「稼動する筋繊維の数が少ないから筋肥大しないのでは」、つまり「速筋を刺激するには高重量を用いなければならないのではないか」、とかいった考えもあるようです。
私としては・・・
私としては、筋肥大に最も大切な要素は強度ではないかと思います。いかに短い時間に筋肉に強い刺激を与えるか。今、トレーニング時間が朝30分しかとれない生活環境下を利用して、短時間に強い刺激を与えるため、腕、脚、肩に「スロートレーニング」を4ヶ月前から取り入れています。
上腕囲で2センチ、体重で4キロ増えています。そのことから、スロートレーニングでは速筋を使わない、筋繊維の稼動数が少ないというのは当たらないのではないかと思っています。
そして今、次のステップとして、さらに強度を増すため2秒で挙げ、10秒で下ろす(ネガティブ重視)、さらにディセンディングセット(3ドロップ)を採用した変則トレーニングを行なっています。レップは5レップス、頻度は1部位週1回です。
もちろん、時間管理はスポーツ用メトロノームを使っています。
スロートレーニングで特筆すべきこと

しかし、「スロートレーニング」で最も特筆すべきことは、怪我をしにくいという点にあります。私自身、肘に軟骨が出て関節に爆弾をかかえており、通常のトレーニングでは少しでも無理をすると、痛みが出て「もう無理かな」と思ってたのですが、「スロートレーニング」を取り入れて以来、一度も痛みが出ずに2センチのサイズアップができたのです。
この調子でいけば、この年齢、この肘にして、カムバックも不可能ではないとも思えるくらいです。
それが、スロートレーニングがアスリートだけではなく、高齢者、リハビリ、私のような故障持ちにも有効と言われる所以でしょう。

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